ハーレーは大排気量を持つバイクなので、パワフルな乗り味が本来の特徴です。ですが現在においては排ガス・騒音等に対する規制をしっかりとクリアする必要がある為に、日本仕様では一部のエンジン回転数においてトルク・馬力共に低く抑えるような調整が為されています。
その為、低~中速域での安定感を若干欠く場合があり、エンストを防ぐ為のクラッチ操作がタイトに成りがちで、運転性にも影響を及ぼす場合があります。故にカスタムを考える場合、低速トルクの強化を行うのが有効と言えます。
こうした視座からカスタムを行う場合にはハーレーの製造元から、低速域重視型の純正エンジンキットが提供されています。年式等により使えるキットが異なるので慎重に選ぶ必要がありますが、若干排気量をアップさせる事が出来ると共に、低速のギクシャク感を軽減し、エンジンを掛かり易くするという利点があります。
また燃調用の製品によっても低速域の安定化を図る事が可能で、検討したいカスタム法の1つとなります。
カスタムが楽しいハーレー 排気量アップの方法とは
ハーレーはカスタムが楽しい大型バイクで、パーツも豊富に販売されています。その中でも、パワーやトルク上げたい時に行われるのが排気量を上げるカスタム方法です。
ハーレー排気量を上げる手法は、主にボアアップとストロークアップの2種類存在します。ボアはシリンダー内部にある円筒の内径のことで、ストロークは円筒の中のピストンが上下する距離のことです。つまりボアアップでは円筒の内径を大きくする方法で、ストロークアップはピストンの上下運動の距離を長くする方法を意味しています。
ボアアップを行う場合、現在のピストンより大きな口径のものを用意し、加えてシリンダー内部の内壁をピストン径に合わせて削り直します。ストロークアップはクランクケース内部に存在するパーツすべてを交換する方法なので、ボアアップと比べて手間がかかります。しかしボアアップとは異なるフィーリングに仕上がることから、より心地よい走行を求める場合に向いています。
ハーレーのカスタムでマフラー系は重要な要素があります
大型バイクのハーレーは国内でも非常に人気が高く、バイクの王様のような扱い方をされています。ハーレーの場合では、魅力に感じる部分が大きく、かなりの存在感を感じることができる仕様に仕上がっています。カスタムを満喫できる部分に対して魅力を感じる方も多く、実際にノーマル状態ではなく何かしらの手を加えて乗っている方が多いバイクとしても有名です。
カスタムを検討した場合、マフラーに注目される方が非常に多いことも特徴です。ハーレーにおいてはマフラーは重要なパーツとして見ることができ、単に排気系のパーツとして利用しているだけではなく、見た目と音に関する魅力も感じられるパーツになります。
実際に販売されているハーレー用のカスタムパーツの中には、メッキで美しい輝きを放っているタイプから、ブラック系のカラーに施されているもの、重低音をノーマルよりも感じられるパーツなどが多く販売されていて、排気口のエンド部分の加工具合によっても見た目を大きく変えることができるパーツです。重要な要素になるので、所有しているモデルにマッチしたものを選ぶ方法で魅力を十分に発揮させられます。
気になるハーレーのカスタム費用は?
そのままでも十分にカッコいいハーレーですが、カスタムを行う事で、より自分の希望するスタイルを追い求める方が少なくありません。しかしカスタムを行う上で、やはり気になるのは費用ではないでしょうか。そこでまずは、どのようなスタイルのハーレーにするのかといった、希望を具体化しましょう。
専門店のホームページなどを見れば、これまでの製作例が多数掲載されています。こうした製作例を参考にしながら、自分の希望するスタイルを決めましょう。
スタイルが決まれば、専門店に相談しましょう。専門店に相談を行えば、大よその費用の見積もりを取る事が出来ます。
そして、見積もり金額が予算の範囲内であるかどうかを、確認してからオーダーを行うかどうかを決めましょう。勿論、見積もり金額が予算を大幅にオーバーしていても、予算内で出来る範囲のカスタムを行う事も可能です。そこで、予算の範囲内でどこまで希望のスタイルに近づけるかも、相談する事をオススメします。